【意外な真実!?】ファストファッションの商品が安い理由
こんにちは!
私は、四年制服飾大学を卒業し、現在アパレルメーカーの本社に勤務している「このきのこ」です。(ふざけた名前ですいません、、語呂がいい名前の方がいいと思ってつけました!)
ファッションに関わるあらゆることを私自身の経験と考えを踏まえつつ、記事にしています。よろしくお願いします!
今回の記事は、「ファストファッションの商品がなぜリーズナブルなのか知りたい!」という方に向けた記事です。最後までお付き合いください。
ファストファッションとは
ファストファッションとは、ファストフードのように「早くて安い」商品を数多く販売しているブランド及びその商品のことです。
ユニクロ、GUをはじめとする国内ブランドやZARAやH &Mなどの外資系ブランドも存在します。
私たちが、「今売れている洋服のブランド何?」と聞かれて真っ先に思いつくブランドの多くはファストファッションです。
ファストファッションが流行したきっかけは、バブルの崩壊と言われています。
バブル経済の影響で、それまで好調だった高級服ブランドが、バブルの崩壊と共に、それまでの勢いを失いました。そしてそれに変わる商品として、ファストファッションブランドが頭角を表し始めました。
今回は、そんな「早くて安い」ファストファッションがどうそれ実践しているのか紹介したいと思います。
ファストファッションが安いカラクリ
ファストファッションの商品が安価なのにはいくつか理由がありますが、一番大きな理由は、「数」です。
アパレルに限らないと思いますが、何かを作ろうとして工場にお願いするときには、もちろんその商品の「数」によってコストが変わります。
しかしそのコストはロット、つまり数が大きければ大きいほど、一つあたりにかかるコストは少なくなります。
999枚と1000枚のコストの差は1枚分ではなく、さらに大きな差があります。
なのでファストファッションブランドは、その商品をできる限り多く売りたいと考えています。
日本が世界に誇るファストファッションブランドであるユニクロは、上記の戦略を実践するために、ターゲットを絞っていません。「世界中の老若男女が着ることのできる服を」というのをブランドコンセプトにしています。
そして同じ商品の売れる枚数を増やして、一枚あたりのコストを下げているので質の高い商品を安価で販売することができているのです。
だからユニクロの商品はシンプルなのです!
攻めたデザインなどに挑戦することなく、誰もが好き嫌いなく着ることができるものにしてロットを増やそうとしているのです(ユニクロはもうファッションブランドというよりは、インフラのような生活必需品になっていますが、、、)。
ZARAやH &Mなどの外資系ファストファッションブランドは、ユニクロやGUと違ってシンプルなものばかりではないと思うかもしれません。でも実はそれらのブランドで売られている商品の多くは流行にそったある程度売れることが確定している商品ばかりです。
考えてみたら、そのブランドっぽい商品はないですよね。良くも悪くもよくあるはやっているデザインのものを多く取り扱っています。
戦略としては、国内ファストファッションブランドと同じで、いかに大量生産できるかが勝負なのです。
まとめ
現在日本を席巻しているファストファッション。その流行には日本人の低価格思考、さらには不景気が影響しています。
ロット勝負のファッションばかりが流行ってしまうとだんだんとファッションのバリエーションが少なくなり、みんなファッションが一緒になってしまうという危険性もあります。
私も薄給でファッションにお金をかける余裕がなく、ファストファッションを買ってしまう時もありますが、ファッション業界を面白くしたいと思い、考えながら買い物をしています。
ファストファッションは素晴らしい企業努力の賜物ですが、ファッションに関わるものとして、私はファストファッションに争っていこうと思います。
私はファッションがもっと楽しくなるコンテンツを日々配信しています。気になった方は、ぜひ他の記事も覗いていってください。
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今回は最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また次回の記事で!
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