【もう作業着なんて言わせない！】ファッションアイテムとしてつなぎを選ぶ時のポイント

こんにちは！

私は、四年制服飾大学を卒業し、現在アパレルメーカーの本社に勤務している「このきのこ」です。（ふざけた名前ですいません、、語呂がいい名前の方がいいと思ってつけました！）

ファッションに関わるあらゆることを私自身の経験と考えを踏まえつつ、記事にしています。よろしくお願いします！

今回の記事は、「ファッションアイテムとしてつなぎに挑戦したいけど、どのポイントで選べばいいかわからない！知りたい！」という方に向けた記事です。最後までお付き合いください。

つなぎ服の歴史

まずは簡単につなぎ服の歴史を紹介していきます。歴史を知ることで、さらにファッションがさらに楽しくなります。

つなぎとオーバーオールの違いをご存知でしょうか？

簡単にいうと袖があるものが「つなぎ」、袖がなものが「オーバーオール」です。

でも実は、つなぎの元はオーバーオールです。ゴールドラッシュで沸いた1848年頃のカリフォルニアで丈夫な作業着を求めて、オーバーオールが生み出されました。最初はテント生地が使われていました。

その期待に応えたテント生地のオーバーオールは、次第に生地はデニムに姿を変え、現在のつなぎなどに派生していきました。

そして我が国日本に伝わってからは、海軍を中心に主に軍服として広く広まり、現在の作業着というイメージになっていきました。

現在では、一般的な作業服としての認知の他、カジュアルファッション、レーシングスーツを始めとしたパイロットスーツ・ボイラースーツ・ジャンプスーツなどそれぞれの用途に応じた進化を遂げています。

カジュアルなデイリーユースとしてつなぎ服を着たいと思っている人は多いはずです。

しかし世間では、「つなぎ＝作業着」というイメージがついてしまっています。そこで今回は、普段街できても作業着と言われないつなぎを選ぶポイントをご紹介します。

ポイントの1つ目ですが、つなぎの襟を意識することです。なぜならつなぎの上半身を脱いで、腰で縛るスタイルで着た時、襟の部分は腰のあたりにきます。そこでその襟にボタンやワッペンなどがあると作業着ではなく、ファッションアイテムであるという印象を与えることができます。

2つ目のポイントは、袖を意識することです。上記同様腰で縛り切る場合は、袖を縛りベルト代わりにすることが一般的です。そのときに体の前にくる部分は、袖です。袖に大きめのボタンがあったり、袖だけ切り替えで色が違っていると、いかにも作業着という印象を少なくすることができます。

機能性に優れていることは素晴らしいですが、それが表面上でわかってしまうつなぎは、やはり作業着の雰囲気が出てしまいます。少し珍しい商品ですが、麻やデニムを使ったつなぎであれば、カジュアルなスタイルにすることができます。

ディッキーズのつなぎは、襟にボタンがあったり、胸にV字にジッパーが付いていたりとデザイン性に優れています。さらに生地がしっかりしていて丈夫なため、長い時間楽しむことができます。

単色だけではなく、デニム生地や柄がある商品も展開しているので、一枚でカジュアルに見せることができます。価格も5000円ほどの安価な商品なため、初めてのつなぎにぴったりです。

つなぎの魅力の一つは、「汚れ」が「味」になるというところです。新品にはない味のあるアイテムや個性的なアイテムが、古着屋で多く扱われています。人と同じのは嫌だという方は、ぜひ古着屋でも探してみてください。

つなぎ服は、どうしても作業着というイメージがつき、何も意識せず街中で着ていると違和感を持たれてしまうこともあるかもしれません。つなぎをカジュアルなデイリーユースとして着たい方は、今回紹介したポイントを意識して楽しんでいただきたいと思います。

私はファッションがもっと楽しくなるコンテンツを日々配信しています。気になった方は、ぜひ他の記事も覗いていってください。

今回は最後まで読んでいただき、ありがとうございました！

また次回の記事で！